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越智敏洋(TOSSいちばん星)
「文字を使った式」の学習が、6年生で行われる。
xやyを使った計算の学習である。
啓林館教科書を使っての実践記録である。
【第4時】
xの値を求める問題
第3時の学習内容に、加法が入る。
式を細分化して、1つずつ解いていくように指導した。
◆第4時
同じ鉛筆4本と220円のノートを1冊買いました。
○ア、xとyの関係を式に表す。
指示1 ○ア
言葉の式に表します。
鉛筆1本の値段 × 4 + ノート1冊の値段 = 代金
指示2 xとyで表します。
鉛筆1本の値段 × 4 + ノート1冊の値段 = 代金
x × 4 + 220 = y
指示3 ○イ
代金は580円。
X=60の時で考えます。
x=60
x×4+220
=60×4+220
=240+220
=460
y=460
460円
説明1 580円ではありません。
×(バツ)をします。
x=60
〜
460円
までの解法に×をつける。
発問1 次はどうしますか。
x=70
をやります。
x=70
x×4+220
=70×4+220
=280+220
=500
y=500
500円
×(バツ)をします。
______________________________________________
次はどうしますか。
x=80
x×4+220
=80×4+220
=320+220
=540
y=540
540円
×(バツ)をします。
______________________________________________
次はどうしますか。
x=90
x×4+220
=90×4+220
=360+220
=580
y=580
580円
正解です。
赤四角で囲います。
同じような計算の繰り返しとなる。
飽きやすいが、こういうところをしっかりできる人が計算間違いをせずに、
学力が伸びていくということを伝える。
発問2 答えはいくつですか。
x=90
の時です。
ヨットの模型をつくる問題。
指示4 □4
○ア
ヨットの帆を赤鉛筆でなぞりなさい。
三角形であることを確認する。
説明2 言葉の式を書きます。
底辺の長さ × 高さ ÷ 2 = 面積
指示5 式を書きます。
底辺の長さ × 高さ ÷ 2 = 面積
x × 12 ÷ 2 = y
指示6 帆の面積が、57cm2になるときを考えます。
x=8
x×12÷2
=8×12÷2
=96÷2
=48
y=48
48cm2
×(バツ)をする。
______________________________________________
x=8.5
x×12÷2
=8.5×12÷2
=102÷2
=51
y=51
51cm2
×(バツ)をする。
______________________________________________
x=9
x×12÷2
=9×12÷2
=108÷2
=54
y=54
54cm2
×(バツ)をする。
______________________________________________
x=9.5
x×12÷2
=9.5×12÷2
=114÷2
=57
y=57
57cm2
正解。
赤四角で囲う。
指示7 □5
自分で解きなさい。
ここまで学習した方法で、子どもたち自身に問題を解かせる。
必要に応じて、個別指導を行う。