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音読方法を100知っている先生になろう!
提示方法を工夫した音読指導



越智敏洋(TOSSいちばん星

 音読の範囲や時間を限定することによって、子どもたちは楽しみながら、また一生懸命読みます。
 楽しく音読をしながら、音読の力を伸ばしていきましょう。 


方法10 30秒読み
方法11 1分読み

時間を指定して音読をさせる。「どこまで読めたか」について聞くと、児童は速く読むことを自然に意識する。音読や黙読、読書等での速さは必要なことである。無理のない範囲で鍛えていく必要がある。
文章の理解のために考える時間を確保する場合、音読・黙読の時間は短い方がよい。国語のテストなどは、その典型である。
また研究授業で、
ゆっくりと、よく味わって読みましょう。
という指示を聞いた。「味わう」ことができたのかの評価は、どのように行うのだろうか。ゆっくり読めば、味わえるのだろうか。分からなかったので研究授業後に質問したが、授業者からの明確な返答はもらえなかった。
指示を出すのであれば、どうしたらよいのか、その評価ができるのかが明確であることが必要だ。

方法12 黒板の方を向いて読みます。
方法13 廊下の方を向いて読みます。
方法14 後ろを向いて読みます。
方法15 窓の方を向いて読みます。
方法16 先生の方を向いて読みます。

体の向きを変えながら読むこと、子どもたちは大好きだ。特に1分以内で読み終わるくらいの短い詩などは夢中になって行う。
ぐるぐる回りながら読んで、
「目が回ったぁ。」
といってドカンと座る子が何人もいる。
何度も何度も練習させたいときには、12〜16を組みあわせて、
黒板、廊下、後ろ、窓の方を向いて一回ずつ読みます。読んだら座ります。
と指示すると教室の中を人間ゴマがぐるぐる回っているような状態になる。
とても盛り上がって楽しい上、音読練習になる。

方法17 教科書をさかさにして読みます。

ちょっと息抜きの感覚で、ごく短時間行う程度にする。
試したことはないが、識字障害(ディスレクシア)の話ともつなげられるかもしれない。

方法18 少しずつかくして読みます。

暗唱の指導につながる音読指導となる。
何度も何度も追い読みをさせた後に行う。
短い詩や暗唱させたい教材で使用する。

方法19 目を閉じて読みます。

18と同様、暗唱につながる音読指導となる。
耳から情報を入れて、口から情報を出すというのは、言語習得の基本となる学習方法(赤ちゃんの言葉の学び方)である。文章が長くなりすぎないようにしながら指導するとよい。

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