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越智敏洋(TOSSいちばん星)
広辞苑、大辞林には、記載されていなかったが、「群読指導入門」(民衆社)の荒木茂氏は、
『一人ないし、複数の読み手で美的に音声表現すること』と定義づけている。
学年や全校の集会や発表会などで、音読を発表する際には群読で行うことが多い。
その郡読指導について記載する。
方法40 一人で読む。
群読の一人読みは、合唱のソロのように華がある場となる。
読んだ子どもにやり遂げたこと、やろうとしたことを、いつにも増してほめる。
方法41 二人で読む。
方法42 男女別に読む。
方法43 リレー読み
方法44 グループで読む。
方法45 クラス全員で読む。
二人以上の集団で読む際には、だんだんと速くなってしまいやすい。
大きな場になればなるほど、その傾向が強いように感じる。
「速くならないように気をつけて。」
と指導しても、直らないことの方が多い。
方法46 だんだん増えるよう読む。
方法47 だんだん減るように読む。
一人、二人、班ごと、列ごと、女子、男子など様々な人数の集団に分けて行う。
人数が変わることによって、声量が変わるので全体の印象を力強いものにしたり、さびしい雰囲気で終わらせたりということができる。
例えば、「祭(北原白秋)」などで使うとよいだろう。
方法48 グループ読み(音読万歳)
班で読み終えたら万歳といって、一度通読したことをアピールする。
4〜6人ほどのグループを作り、それぞれが輪の形になる。
読む範囲を決め、一人が一文ずつ読んでいく。
順に読んでいき、最後の人まで読んだら「万歳!」といって座る。
読めない漢字、つっかかりやすい漢字については、助け合いが見られることが多い。
音読で変化を出したいときに使える。